【雑記】君の名は。を見ないで批評

『君の名は。』 2chでよく話題に上がっていたので気になった。
スレの流れとしてネガティブなものが多かったと思うし、自分もそう感じたので頭の中を整理した。

まず、2chのスレで見た『あらすじ』から、非常に似ているなと思ったのが以下の3つの作品。

・世にも奇妙な物語『過去からの日記』。過去と未来で交換日記する内容。ヒロインの死は避けられないが結構似ている。

・海外の映画『オーロラの彼方へ』。未来と過去を繋ぐ無線から、過去に起きた悲劇を救う内容。テーマがとても似ている。

・海外の映画『ハウンター』。すでに死んでいるが、過去の人間であるヒロインが、現在生きている少女(もろもろ)を救う内容。この映画は入れ替わり(憑依)もあり、「おまえは誰だ」「あなたは誰?」というセリフと被る。

(実際は全く別物かもしれないが)素人の自分でも、すぐにこれだけの作品が思い浮かんだ。それに加えて、男女の入れ替わりというのも非常にありふれている。だが、この二つを組み合わせるというのは新しいのではないだろうか?

ある意味、大人向けの硬い設定しかなかったジャンルに、ジャパニメーションらしい、少年と少女の恋愛要素を付与した作品ともいえる。

ちなみに、僕の一番好きなジブリ作品は『耳をすませば』であり、穢れなき少年と少女の恋というのはとても好きだったりする。大抵2番煎じな作品は、少しぐらい面白くても評価はされにくい。そういった意味でも非常によくできた作品なんだろうなと想像できる。

ネガティブな意見が出る理由として監督の生い立ちがある。確かに実力はあるのだろうが、社長の息子であり、好きなことを好きなだけやっている印象がある。夢を追う大抵の人間は何度も挫折を味わい、将来の不安の中でどこまでやれるかのチキンレースに身を挺する。だけど、新海監督の経歴を見ると、驚くほどきれいに成功を積み上げている。これでは嫉妬されてしまうのも当たり前。

さらにネガティブなイメージを持つ理由として、一般人に受けているという点があげられる。本来、少年と少女の恋愛要素のあるアニメって、オタク文化と呼ばれるもので、日陰の作品だったのではないだろうか?

それがこんな大ヒットを飛ばしているのだから日陰者の自分としては、逆に言いようのない気持ち悪さを感じてしまう。

見てもいないのにずいぶんと酷いことを書いてしまったが、見る前から持っている偏見と向き合うことで、この作品を正しく評価できるはず……。

アマゾンプライムに登録されたら実際に見てレビューしたいと思う。

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