【思い出】金縛りオナニー

僕が金縛りにかかるようになったのは中学2年生の頃だった。

ただ金縛りにかかると言ってもその回数が尋常じゃなく、ほぼ毎日、それも1日に連続で最大3回まで金縛りにかかった。精神的に疲労するのか、4回目はなぜかない。

なぜそんなに金縛りにかかるようになったかなんだけど、当時の僕はいわゆる人気者というやつで、僕はそれを望んでいたわけでは無いんだけど、みんなの期待を裏切るのが嫌で、自分から注目を集めるようなことばかりしていた。

家に帰っても、明日どうやってみんなを笑わせるかといったことばかり考えており、気持ちの切り替えが下手な僕は、眠るときも緊張を解くことが出来なかった。

僕が極度の金縛り体質になったのはそういったことが原因だと思う。

金縛りも最初のうちは戸惑っていたこともあり、(あっ、金縛りだ)っと思うだけで、ただ動けない、声が出ないってだけだったんだけど、ある日、金縛りにかかっている時に兄が僕の部屋に入ってきた。借りていたカセットテープを取りに来たと思った僕はしゃべることが出来ないので、呼吸のタイミングで喉を鳴らすように「いま動けない」と、言葉にならない声で発声しようとした。

そんな時に金縛りが解けた。しかし、そこに兄の姿は無かった。廊下から光が漏れて差し込んでいた気がしたけど、廊下に明かりはついてなく、部屋は真っ暗だった。この時から僕は、金縛りに恐怖心を抱くようになった。

すると、それに比例して霊障が発生するようになっていった。どんなものかというと、激しい耳鳴りだったり、体をつかまれたり、変わったものだと宇宙人に連れ去られたりといったこともあった。宇宙人は手術台の上で身動きの取れない僕の頭を開き、「こいつは持っていない」と隣の看護婦に伝えて僕を家に帰したw

こういったこともあり、金縛りが怖くて仕方がなかったんだけど、『金縛りとは体が眠っているのに頭は起きている状態』だという話をどこかで聞き、自分の体験と比較してある仮説を立てた。

それは金縛りとは意識があるだけで、霊障は夢を見ているのではないかということ。

なぜそう思ったのかというと、霊障が僕の思った通りに発生することが多かったから。例えば、最初に足をつかまれたらいやだなと思うと、ほぼ間違いなく足をつかまれる。だから、もし夢を見ているなら、霊障をなくすだけじゃなく、有効利用が出来るのではないかと考えた。それが何なのかは今回のタイトルから察しが付くと思うw

当時の僕は一つどうしても体験したいことがあった。それはクラスメイトが話していた『夢精はオナニーよりも気持ちがいい』という話。『夢精』を経験したことが無かった僕は、是非とも体験したかったんだけど、そのためにはオナニーを我慢しなければならない。ただ、小5の頃に精通して以来、1日平均3回以上はオナニーを続けてきた僕には当然のことながら3日と我慢することが出来ず、金縛りを利用して夢精を経験することが出来ないかと考えた。

これがドンピシャだった。
まるで本当にエッチをしているかのように気持ちがいい……w

あまり具体的に書くのはどうかと思うんだけど、実際には体を動かすことが出来ないから、ただ女の子とエッチなことをしているイメージをする。前戯とか無しで即挿入みたいな流れだw それだけで、本物のような(本物はまだ知らないけど)感触を得ることが出来る。

それからというものの、僕にとって金縛りはボーナスタイムに変わった。

ただ、金縛りで夢精を成功させるのは非常に難しかった。その理由なんだけど、まず、金縛りにかかって即エッチなことを考えるという流れを作るのが難しい。大抵は最初にイメージしたものが膨らんでしまう。

だから、怖いイメージをしちゃうと霊障ルートに分岐してしまう。勿論、それはそれで遊びようがあって、発生した霊障を、強い意志を持って強引にねじ伏せる。これはこれで気持ちがいい。金縛りエクソシズムだよね。

もしエッチなイメージを膨らますことが出来ても、強くイメージする時点で意識が急速に覚醒してしまい、僅か数秒で金縛りが解けてしまう。さらにはその数秒のうちに、準備ができていない状態のものを射精にまでもっていかなければならない。

それでも、1度金縛りにかかると、大抵は連続してかかるので、その間に準備をしつつで、かなりいい線にまで行くことはできたんだけど、かかっても最大3回までなので、やっぱりオーガズムに達することはできなかった。そして、金縛りに対する恐怖心が消えると、次第に金縛りにかかる回数というのも減っていった。

今でも月に1,2回は金縛りにかかるんだけど、いまだにオーガズムに達することはできていない。勿論夢精もまだ経験出来ていないw

もし、この記事を見た人で金縛りにかかることがあるなら、ぜひ試してもらいたい。金縛りを操るのはかなり難しいけど、気の持ちようで文字通り180度変わるのでw

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