【夢日記】パクられた小説

今朝見た夢の話。内容は、部屋で僕が文庫本をひたすら読みふけるだけの話なんだけど、問題はその本の中身。僕が過去に小説投稿サイトに投稿していた小説の内容にそっくりだった。

僕が小説を書いた話はまた別の機会に詳しく書くと思うけど、簡単に内容を説明すると、ノーベル文学賞を取った作家の作品『蠅の王』をモチーフにした作品で、『蠅の王』では孤島に漂着した子供たちが、次第に狂気(人の本性)に飲まれていく様を描いたものだけど、僕の書いた作品は、孤島をMMORPGの世界に、子供を廃人に変えた作りとなっている。

まぁ、分かりやすく例えると、ソードアートオンラインの設定に似ているけど、心理描写がメインで狂気成分が少し強めな作品と言った感じだろうか。

ちなみに、なぜ僕が小説を投稿したのかというと、別に小説家になりたかったわけじゃなくて、人気が出てMMORPG化した際に、監修という立場でゲーム内容に口出しできないかと考えたから。まぁ、どう夢をかなえるか、いつもさまよっている僕のいつも通りの迷走と言えるw

結局全然人気が出なくて途中で筆を折ることとなったんだけどね……w

それで、夢の話に戻るけど、その小説も僕が執筆を辞めた時点までしか出版されておらず、続きはずっと書かれていないようだった。その小説を最後まで読み終えた時の僕の気持ちというのはとても複雑なものだった。

それは、僕の書いた作品は単純に注目を集めなかっただけで、中身は出版に値するだけの良さがあったんだという喜びと、僕が全然評価されていないのに、それをパクった作品が出版されているのは酷いじゃないかという憤りが混ざったなんともいえない感情だった。

僕は、この小説が僕の小説をパクったものだとみんなに知らせたいと思ったんだけど、本当に僕の作品をパクったものなのか急に不安に駆られ思いとどまった。なぜなら、僕の作品はMMORPGの世界に漂流する話だったけど、この小説はMMORPGじゃなくてファンタジーの世界に漂流する話だったから。

それに、もし僕の勘違いだった場合、赤っ恥を書く上に、わざわざ僕とは全く接点のないハンドルネームで活動していた黒歴史を公開しなくてはならないのだ。例えば、どこかの誰かが自分のイラストをパクられたと言っていて、その作品を見に行ったら確かに似ているけどよくある構図で、しかもその作品が凄い下手だったらどうだろう?

考えただけで恐ろしい……w

また、途中で執筆が止まっているのも気になった。

それは、僕が続きを書かないから書けなかったのかとも思ったけど、パクった作品もやっぱり評価されず、それで執筆が止まっているのではないかと思った。そう考えると、売れてもいない作品の起源を主張するのは余りにもむなしくてなんかどうでもいいやって気分になってしまった。

こんな感じであーだこーだ考えていたら目が覚めた。何とも言い難い夢だったけど、8時間近くも寝てたし天気も良かったから、目覚め自体は気持ちのいいものだったw

何でこんな夢を見たのかというと、間違いなく銭湯絵師の一件だろうね。あまりにもパクリが多いのもそうだけど、ツイートまでパクっているのにはさすがにぞくっとする悪寒を感じてしまった……w

なんか、中学生の時にいた友人のことを思い出した。その友人はとても感じのいいやつだったんだけど虚言癖があって、でもみんなそのことを知ってたから、嘘をついても誰一人気が付かないふりをしていた。その友人はそういう人間だとみんな気付いてたし、嘘も分かりやすい嘘だったから問題にならなかったけど、ワールドワイドな世界でしかも金銭が絡んじゃってたら見て見ぬふりは出来ないよね……。

パクリと虚言癖は違うけど、何か似たようなものを感じてならない。

僕の友人は高校に上がってしばらくしたら親交が途絶えてしまったけど、みんなが知らんぷりを続けてとんでもない詐欺師が生まれていたりしないか心配だw

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